乳がん あなたの答えがみつかる本
よくわかる!最適な乳房保存療法
イデアフォー/近藤誠

双葉社
 2002年6月版 1400円

(管理人コメント)
もう乳ガン治療について時代は変わった、ハルステッド手術なんて過去のもの、どこでも温存手術をしてくれると、安易に構えていると、二人に一人はひどい目にあう可能性が高い

歳をとってあるいは医師免許をやっとこさ取って新しいことを勉強しない医師は沢山居る。自分が習った方法がダメだと認めると仕事が無くなるので、事実を認めずダメな方法に固執する。本来このような医師は免許剥奪がふさわしいのだが、それを望むことは現状では不可能。だとすると患者が医師を選ばなくてはいけない。

この本は「患者として賢く振る舞うために必要な最新知識」を余すところなく教えてくれるものであり、全ての女性が一度は読んでおいて欲しいものとして強く推薦するところです。
 重要な図表一覧 関連資料はこちら
 あなたのための15のヒント
  1 ほとんどの乳がんは、1-2か月かけて病院を選ぶ余裕がある
  2 複数の病院にかかって治療法を決めるのは当たり前
  3 病院によって、乳房切除といわれたり、残せるといわれたりする
  4 乳房温存療法の実施率は、日本はまだ4割だが、欧米はすでに6−7割
  5 乳房温存療法の実施率が高い病院と低い病院がある
  6 必要以上に人きく切りたがる医師がいる
  7 医師にも上手い下手がある
  8 医師と相性が悪いこともある。我慢せず医師を代えてもいい
  9 乳房をとっても残しても、生存率は変わらない
 10 乳房切除すれば再発しないというわけではない
 11 温存療法でも、乳房がもとの形と大きく変わる手術法もあるので要注意
 12 後遺症が心配な腋の下のリンパ節切除、じつは必ずしも切る必要はない
 13 抗がん剤やホルモン剤にも副作用があるから、治療が損か得かを考える
 14 自分で手術法を選択した人の術後の満足度は高いというデータがある
 15 あなた自身のからだのことだから、自分の価値観を最優先する
1章 患者としての基礎知識  よい治療を受けるために イデアフォー
治療を受けるときに欠かせない5つのポイント
1 どんどん質問しよう
2 別の医師の意見を聞こう
3 これだけは忘れないでおこう
4 下手な医師を見抜こう
5 情報を見分けよう
治療で後悔しないための6か条
1 怖がらない
2 あわてない
3 鵜呑みにしない
4 名医という評判に惑わされない
5 人に決めてもらわない
6 あきらめない
2章 乳がんの治療法 あなたが答えをみつけるために 近藤誠
乳房切除術
 ハルステッド手術の4つの教訓
 非定型手術の方法と後遺症
 非定型手術でのリンパ節の郭清方法
 リンパ節の郭清にともなう後遺症
 リンパ節の郭清に意味はあるのか
 乳房の再建術のしくみと、受けるときの注意点
 同時再建より、あとで再建するほうが後悔が少ないわけ
乳房温存療法
 乳房を残しておいても大丈夫という理由
 乳房内に再発しても生存率は低くならない
 くりぬき法+放射線照射の方法と副作用
 放射線照射にはリンパ節転移の予防効果もある
 医者から「センチネル生検をする」といわれたら
 非浸潤がんで温存療法は可能か
病院による治療法の違い
 「温存療法にする基準」が病院によって異なる
 温存療法の手術方法はひとつではない
 形成術と内視鏡を使用した手術への疑問点
 放射線治療の方法と追加照射の問題点
補助療法
 補助療法を受けるかどうか、
 なぜ患者が決めなくてはいけないか
 抗がん剤治療の方法と副作用
 抗がん剤を使うか否かをどう判断するか
 抗がん剤は何回受けるのが効果的か
 AC療法、CAF療法、CEF療法の生存率改善効果と副作用
 患者に不利益な経口抗がん剤
 ホルモン療法による死亡率が減る割合と副作用
 子宮体がんの発生率を上げるタモキシフェン
 卵巣機能抑制法は患者にとって得か
 日本人に適用すると問題が大きい国際ガイドライン
コラム  覚えておきたい基本用語
 再発と転移
 リンパ節とリンパ浮腫
 病期(ステージ)分類とクラス分類
 ネオ・アジュバント化学療法
 術後の定期検査
3章 座談会  患者になったらこれだけは知っておきたい  イデアフォ−&近藤誠
治療法や医師を選択するためのアドバイス
 気をつけたい!病院によって治療法がこんなに違う
 温存療法の仕上がりにも大きな差がある
 医師の上手い下手をどう見抜いたらいいか
 温存療法といっても手術方法はさまざま

治療には後遺症や副作用がつきもの
 日常生活への影響が大きいリンパ節郭清
 みんな、抗がん剤に対してどんな悩みをもっているか
 ホルモン剤を使って得する人と損する人
納得のいく治療を受けるためのポイント
 過剰治療にならないために気をつけること
 正しい説明のしかた、間違った説明のしかた
 なぜ自分で治療法を決めた人ほど、術後の満足度が高くなるのか
 乳房切除でも温存でも、転移出現率や生存率は変わらない
4章 電話相談Q&A  医師に聞けない「疑問・悩み」  イデアフオー
しこり発見!心配です
がんはどんな検査でみつかるの?
医師は「様子をみよう」というが、安心していい?
乳腺症はがんになりやすい?
専門医の探し方・選び方とは?
生検後、続けて手術をするといわれたが、どうしよう?
しこりは小さいのに乳房をとるといわれた
リンパ節をとりたくないので転院したいが
高齢なのに大きな手術をして大丈夫?
ふたつの病院で異なる治療法を告げられ悩んでいる
病院選びをしているあいだに手遅れにならない?
非浸潤がんの場合、温存療法は無理なの?
リンパ節はなぜとるの?どこの病院でも同じ方法?
乳首から近いと温存療法はできない?
温存療法で残した乳房に再発しないか不安
手術後、乳房にがんが残っていると判明。どうしたらいい?
温存療法では、放射線は必ず受けなければいけないの?
抗がん剤で髪が抜けてきた。ほかの副作用も心配
子どもが欲しいのに、ホルモン剤を使って大丈夫?
再建で局所再発することがあると聞いたけど、本当?
臓器転移が心配。予防する方法はある?
転移はどうやって判断するの?
担当医によって再発の治療方法が違う。どれが正しいの?
まわりの人間が患者にしてあげられることって、なに?
5章 わたしたちの乳がん体験記  だから、あなたも選んで決めて!
山田由美子
古平治美
木村朋子
大野智子
三村香子
しこりが大きくても乳房を残せた
母が27歳の娘のために情報を集めた
わたしたちはひとりぼっちじゃない
発見の遅れたがんを抱えての病院探し
「わたしが主役」の治療選び
イデアフォーとは  おわりに  役立つ情報源(ガン患者の会ソレイユHPより)  索引  著者紹介