『牛乳には危険がいっぱい?』
Don't Drink Your Milk !
New Frightening Medical Facts about the World's Most Overrated Nutrient
by Frank A. Oski, M.D.

弓場隆訳 東洋経済新報社刊 \1,200
巻末付録 牛乳に関する欧米の医学文献から


「食生活とがんの発生率の疫学的因果関係」 コーリア『がんの研究』(アメリカ)
牛乳と動脈硬化

Correa P,"Epideological Correlations between Diet and Cancer Frequency,
"Cancer Research (1981) 41(9, Part2): 3685-3689.
Louisiana State Univ. Medical Center New Orleans LA 701 12.

食事内容とがんの発生率の国際的な関係を記した文献が検証されている。がんの死亡者数と食生活の最新のデータをもとに因果関係を調査した結果を紹介。

結腸がんと乳がんの死亡率と牛肉、豚肉、卵、牛乳といった動物性食品に含まれている脂肪の一人あたりの総摂取量のあいだには強くて一貫した因果関係がみられる。
●それほどは一貫していないが、前立腺がん、卵巣がん、子宮体がんとのあいだにも強い因果関係が存在する。
●さらに、ニューオーリンズ.での検死の結果、心臓病と結腸がんの前兆となる病変との因果関係が報告されている。
●牛乳の摂取とアテローム硬化(動脈硬化とほぼ同義、下表参照)、牛肉の摂取と結腸がんの因果関係がいくつかの研究で示唆されている。
●野菜の摂取が増えれば結腸がんの発生率が低下すること、摂取した野菜の種類に関係なく、(野菜の摂取で)便の量が増えれば結腸がんの発生率が低下することも報告されている。
●牛肉の摂取過多と野菜の摂取不足が結腸がんを引き起こすという仮説は、疫学調査によって裏づけられている。

牛乳や牛肉の摂取量と心臓病やガンによる死亡率の関係  Cancer Research vol. 41, 3685, 1981 から
   1日摂取量 (グラム) 10万人あたりの年齢調整死亡率
牛乳 牛肉 アテローム硬化→心臓疾患 結腸ガン、乳ガン
アルゼンチン 207 200 170 65
フィンランド 878 56 385 45